ブログ
流星的見聞録

紹介せずにはいられない★素晴らしい作品の数々。

※画像をクリックするとAmazonの商品ページにとびます。

仮面舞踏会~ハチャトゥリアン自作自演集~

投稿日:2011年7月13日 カテゴリ:クラシック

仮面舞踏会~ハチャトゥリアン自作自演集~
2009年3月11日
ハチャトゥリャン(アラム)
EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
【クラシック】


ハチャトゥリアン本人の指揮、フィルハーモニア管弦楽団
による、歴史的名演の数々を収録。

「仮面舞踏会」が5曲の組曲から3曲しか収録されていないのが
なんとも物足りないが、CDの収録時間を考えればやむを得ない
だろう。
スッキリしないのでこの曲はあまり聴いていません(笑)

特筆すべきは「ヴァイオリン協奏曲」に於ける
オイストラフの素晴らしい演奏。
もはや神の領域と言っても過言ではないと思う。
もちろん、民族色豊かなバレエ組曲「ガイーヌ」の
色彩感溢れる演奏も素晴らしい。

古い録音で、モノラル音源だが、音質はダイナミックで
細かいニュアンスやワイルドなフォルテッシモも
リアルに聴かせてくれる。

「何がどう言うふうに良い」のかはハッキリ説明出来ないが、
作曲者自身が紡いだ独特の関連性からくる説得力と
他者には想像つかない範疇の表現力が盛り込まれていて
気がつくと何度も聴いてしまっている名盤。

ハチャトゥリアンの自作自演盤は結構CD化されていて、
ウィーンフィルや、ソヴィエト交響楽団、モスクワ交響楽団
との共演音源などが有名だが、自己主張の激し過ぎるロシアの
オケや、保守的過ぎるウィーンフィルの演奏と違い、
器用で安定したイギリスのオケでの自作自演盤は
作曲者の意図する楽想的ニュアンスが如実に表れた演奏といえる。

そしてこのジャケ、アマゾン河流域では酷評なさってる方が
いらっしゃったが、僕はこれ大好きです。
クラシック音楽は、肩肘張ってクソ真面目に聴いてりゃ
良いってもんじゃありません。
そこにあるのは喜び、哀しみ、笑い、怒り…
ロック、ジャズ、民族音楽…すべての音楽は一緒。

(久保太郎)

新着情報一覧

キーワード

お問い合わせ

TEL&FAX
 0422-44-0433
 0422-44-0433
E-MAIL

お問い合わせ

Youtube 流星チャンネル

  • ワークショップコミュニティウタノホシ公式サイト